ケロイドや肥厚性瘢痕の主な原因は、傷口の修復にともなう過剰なコラーゲンとエラスチンの産生によります。
これらの症状はよく、裂傷、皮膚が引き裂かれる、下手なタトゥー、火傷、手術の傷痕などのような大きな傷を負った後や、炎症をともなうようなニキビ、皮膚感染症、虫刺されなどによっても引き起こされます。
ケロイドや肥厚性瘢痕ができる際には、肌表面のなめらかな箇所や突出した表面に特徴的なピンクや紫がかった斑紋があらわれることが多いです。
皮膚にダメージがあると、傷を修復するプロセスが起こり、いずれ平らな傷跡が残るだけとなります。この傷が、時間と共に盛り上がり、肥厚しますがその傷口の範囲でのみ起こります。肥厚性瘢痕は通常赤みをともないますが、時間と共に退色していきます。
その一方でケロイドは、皮膚が傷ついてその修復が起こるプロセスまでは同じですが、その後皮膚が、本来の傷口の範囲を超えて傷害していく点で異なります。ケロイドは、例え小さな傷痕や虫刺されでさえ引き起こされることがあります。ケロイドは特に見た目が醜いため、ケロイドがある人はいつも居心地が悪く不安な気持ちに苛まれてしまいます。
ROHTO AOHAL CLINICでは、ケロイドや肥厚性瘢痕を治療するため、コルチコステロイド注射を使用します。コルチコステロイドはとても強い抗炎症剤で、傷痕に注射すると炎症の予防、線維芽細胞の減少、コラーゲン産生抑制効果を傷口周辺の局所的に発揮し、ゆっくりと傷痕を改善させていく効果があります。
治療の目安は4~8週間に1度、複数回の施術が必要となります。(一般的には5回以上で望ましい効果が現れます。)
この場合、お客様は患者であり、トリートメント中は医師の指示に厳密に従っていただく必要があります。